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孝道山花まつり写真コンクール結果発表

「孝道山花まつり写真コンクール」が3年ぶりに開催され、5月6日に審査会が行われました。写真家の島崎信一氏を審査委員長に、スポーツ日本新聞社 高橋雄二写真映像部長はじめ5人が審査に当たり、入賞作品が決定しました。
 コロナの感染予防対策のため、撮影対象は境内の桜やお堂など屋外に限定されましたが、いずれも工夫を凝らした力作ぞろいです
 島崎審査委員長は「撮影のモチーフが限定されてしまったにも関わらず、おのおのの視点を生かした、バリエーションが豊富な作品に出会えました。満開の桜の下に初々しい子どもの表情、散歩する家族のシルエット、仲間たちとの大切なひと時など、開放感に溢れた心の温まる写真が集まりました」と評しました。
 同14日には本仏殿ロビー、ヒマラヤ前で表彰式が行われました。島崎審査委員長による入賞作品の講評の後、各受賞者に統理さまから賞状と副賞が授けられました。
なお、入賞作品は本仏殿地下1階ロビーの廊下側に展示されています。ぜひご覧ください。


推薦「暮れなずむ静寂の街」下村和義さん(54)

講評(写真家・島崎信一審査委員長)
 春の夕べの本仏殿を中心に近景に満開の桜から遠景に都市の夜景までをパンフォーカスで捉え、巧みなテクニックで流れる雲を表現した幻想的な一枚です。


キッズ金賞「こうどうさんのおはなみ」笹田美緒さん(5)

講評(スポーツニッポン新聞社・高橋雄二写真映像部長) 
 この作品を見た瞬間、私も含め審査員の大人たちは思わず「この手法があったか」と顔を見合わせました。コロナ禍の写真撮影は何かと制限が多く、大人たちでも苦労します。サクラのつぼみと今にも動き出しそうなぬいぐるみの共演がとても愛らしく、見る人たちの想像をかき立てる作品。仏舎利殿の一部を写し込むあたりも素晴らしかったです。